3.フランチャイズで起業を目指す業種・業態を決める

フランチャイズで起業を目指す業種、業態を決める

自分のやりたいことがあるからという理由でフランチャイズ起業をするということが一般ですが、起業はしたいけど業種、業態は決めていないという方もいると思います。

いずれにしても、大切なのは情報収集です。世の中ではどういった変化が起こっているのか、これからどんな需要が増えるのか、どういったサービスを提供するのが良いのか…など、現在から数年後の未来、更にその先を見据えたうえで決めていきましょう。

代表的な業界をご紹介します。

小売業界

小売りと言えばコンビニやスーパーをイメージするのではないでしょうか。粗利益率はそこまで高くありませんが、ブランドと商品ノウハウにより本部の恩恵を十分に受けることのできる業種です。

飲食業界

粗利益率が高く人気の多い飲食業界。起業する人が多いため、競争が激しい業界です。

また、環境の変化を受けやすい業界で、常に社会の情勢や周辺環境にアンテナを張りながら運用していくことが大切です。

設備の準備にも費用が掛かる為、初期費用が他業界に比べ多くかかる傾向にあります。

サービス業界

こちらも粗利益率は高く、人気のある業界です。

マネージメントが難しく、事業を安定するまでに長期間かかる為、芽が出る前に諦めてしまうケースが多くあります。

しかし、起業する上での初期投資はそこまで高くなく、スタートさせやすいため、近年この業界で起業する人は増加傾向です。

上記3つの業界の中で、最近注目されている業種をご紹介します。

買取業界(小売)

コンビニ業界ほどの規模ではないですが、規模としては2019-2020年では6000億円ほどでこれから規模拡大が期待されています。

AIやITツールを使った鑑定システムを買取業界では積極的に導入しており、鑑定経験のない人でも始めることが可能です。

介護業界(サービス)

2025年には国民の20%が高齢者になると言われており、今後需要が期待できる業界です。また、社会問題への貢献という部分もあるので非常にやりがいのある魅力的な業界です。設備投資として、車両費、人件費、機材など準備するものが多く、開業資金は多少必要ではありますが、全国を拠点対象とで、開業しやすいです。

学習塾業界

電車や駅のポスター、テレビCMなど最近よく目にする学習塾の宣伝。こういった広告を目にするのは、実は少子化の傾向にもかかわらず、世の中の一人当たりにかける勉学等の費用は増加しているためです。

学習塾の経営は自ら子供に教える必要はないので、授業をするスキルは必要ありません。

フランチャイズで起業すればすでに教師、生徒、教室全てがそろった状態で引継ぎ、スタートすることも可能なので、起業リスクを抑えることも可能です。

ハウスクリーニング業界

「お掃除の技術」さえあれば開業資金が無くてもスタートすることのできる業種です。店舗を構える必要もありません。

現在高齢化や共働き家庭が増えてきており、日常生活のサポートサービスは一般的なサービスとして認知され始めています。フランチャイズなので、掃除のノウハウはしっかりと学んでからスタートをすることが出来きます。

体を動かす仕事なので、体力的な面で不安があるかと思う方もいるかと思いますが、マンションなどの共有スペースの清掃といったような仕事も多いため、そこまで肉体労働なお仕事ではないので安心してください。

美容・リラクゼーション業界

アロマセラピー、整体、美容マッサージなど様々な業態のある業界です。経済産業省により2016年に「セラピスト」という職業が認定され、ますます人気が増加しています。

一部資格取得を必要とする業態もありますが、商業施設内で開業することもできるため、館の集客の恩恵を受けながら運営することが出来ます。

リペアビジネス業界

どちらかというとまだマイナー業界ではありますが、現代の人たちは環境への意識が高まっていることから、ニーズの多い業界です。

家具や車などの修理のノウハウを身に着けることが出来るので、ご自身の知識を活かしながら長く仕事を続けることが出来るのもメリットの一つです。

こういった業界のように、すでに成功している業界は「なぜ成功しているのだろう?」「どういったところに需要があるのだろう?」と要因を手繰ることでたどり着く答えを基に業界、業種を決定するのも一つの方法です。

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