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  • 2025.09.26

JR東海、京都府内に「2050 coffee」のFC店舗を今冬オープンへ

次世代のコーヒーカルチャー創出を掲げるサステナブルブランドを京都で展開

次世代のコーヒーカルチャー創出を掲げるサステナブルブランドを京都で展開
出典:株式会社JR東海リテイリング・プラス

JR東海リテイリング・プラスは、合同会社Kurasu(本社:京都府京都市/取締役社長:大槻洋三)とフランチャイズ契約を締結し、持続可能なコーヒーブランド「2050 coffee」のフランチャイズ店舗を2025年冬、京都府内に出店を予定している。

「2050 coffee」は、イノベーションとサステナビリティを軸に〈これからのコーヒーカルチャー〉を形づくるスケーラブルなブランド。名称は“コーヒー2050年問題”に由来し、2050年には需要が供給を大きく上回りアラビカ種の栽培地域が半減するといわれる中で、「2050年以降もコーヒーを楽しめる未来を守る」という意思を象徴している。世界的に需要が増える一方、生産との不均衡が深刻化しつつある現状に対し、持続可能な調達・提供のあり方を提案。

出典:株式会社JR東海リテイリング・プラス

スペシャルティコーヒーを、もっと手軽に・ブレなく楽しめる体験を通じて、より良いコーヒーの未来を目指す。カップを注ぎ口の下に置くだけで約10秒で抽出できるタップコーヒーや、全自動エスプレッソマシンを導入。効率的なオペレーションと一貫したクオリティでドリンクを提供する。

「2050 COFFEE」の提供スタイルは、2023年10月のプレオープン以降、Instagramリールで累計約450万回再生を記録し、世界的な関心を集めている。

出典:株式会社JR東海リテイリング・プラス

店名には「コーヒーの2050年問題」を知ってほしいという思いが込められている。地球温暖化の影響で、アラビカ種の栽培適地は2050年までに半減すると予測される一方、需要は拡大。生産量の確保と、生産者からの適正価格での買い付けが急務とされる。

そのため「2050 COFFEE」では、高品質かつサステナブルな生産に取り組む信頼できる農家から豆を調達し、適正な対価を支払うサプライチェーンを拡大(スケール)。これにより、日々の一杯を通じて、生産と消費の好循環を育てていく。

編集部コメント

“10秒で一杯”のタップコーヒーと全自動抽出の組み合わせは、ピーク時の回転率と味の再現性を両立できる。リール動画での訴求(累計約450万再生)も追い風で、体験のわかりやすさと話題性を同時に押さえています。

一方で本質は「2050年問題」を日常の一杯で感じることにあります。高品質・サステナブルな豆を“適正価格で買う”という宣言を消費者に十分理解されるかに期待したいです。スピードの快感とサステナブルの物語を同じレベルで体験化できれば、“映える新しさ”を“続く文化”に変えられるはずです。

フランチャイズマッチ編集部

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