フランチャイズ用語集 な行
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暖簾分け
従業員がそのお店から円満な形で独立することを暖簾分けといいます。ここでいう「暖簾(のれん)」とはお店の商号、技術、格式、伝統、得意先や仕入れ先、事業のノウハウなどの有形無形の財産のことを指します。場合によっては開業資金の援助などもあります。
フランチャイズとの相違点としては以下の点が挙げられます。ロイヤリティや加盟金の額
暖簾分けの場合、フランチャイズに比べて低率であることが多いです。また、場合によってはロイヤリティがない場合もあります。
独立までのスパンが長い
暖簾分けの場合は、3~5年ほどん修行期間があることが多く、その期間は従業員として運営や技術習得を目的としたオーナー育成がされます。フランチャイズの場合は、この修行制度の代わりに開店まえの研修が行われます。
経営について
フランチャイズの場合、ブランドの統一の観点から、新しい商品を独自に開発したり、新たなサービス展開をすることはできず決まった形式の中で運営する必要があります。
暖簾分けの場合は、メニュー開発やお店のロゴなど、比較的自由に開発することが可能なため自由度が高いです。 -
ノウハウ
ノウハウとはもともと英語で“know-how”と書く。明確な定義は定められていないが、一般的には商品などを生産する上で、真似されないように、秘密的に保持している技術や情報のことを指します。
国際商業会議所(ICC)の定める「ノウハウ保護基準条項」では以下のように定義しています。「know-howとは単独で又は結合して、工業目的に役立つある種の技術を完成し、またそれを実際に応用するのに必要な秘密の技術的知識と経験、またそれらの集積」
フランチャイズビジネスにおいては、商品やサービスなどをはじめ、その販売戦略や手法、または流通関連の部分を主にノウハウという。
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ネットワークビジネス
販売員が知人などを介して商品販売し、その知人が販売員になり、ピラミッド式に拡大していくビジネス手法です。
このビジネス手法は今から100年以上前に、ニューヨークで香水店としてスタートしたエイボンという会社が起源だそうです。日本には1960年ごろに、日本タッパーウェア株式会社が上陸したことでスタートし、ネットワークビジネスは、現在国内で1000社以上もあると言われています。 -
ナショナルチェーン
500店舗以上のチェーンを展開していることを指します。全国チェーンと言われることもあります。物流や管理の効率化が可能となり、コスト削減により、ドミナント化した地域が複数存在している状態。
東京、大阪、北海道などにそれぞれ1店舗ずつ展開している状態はナショナルチェーンとは呼ばない。 -
名板貸
名板貸とは、自分の商号を使い営業をする事を他人に了承することです。
商法14条では、「自己の商号を使用して営業又は事業を行うことを他人に許諾した商人は、当該商人が当該営業を行うものと誤認して当該他人と取引をした者に対し、当該他人と連帯して、当該取引によって生じた債務を弁済する責任を負う。」と定められています。フランチャイズ事業では、加盟店が行った取引の中でフランチャイズ本部が名板貸責任を負わされる可能性があります。
フランチャイズ契約の中でこういった状況に対応した契約とするのが望ましいが、意図的でない場合では、たとえ契約の中で取り決めたとしても、その責任を負わないといけない場合があります。
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